いかんいかん、
もっと勉強せねばと思ったことが
先日ありました。
男気タップリな姉貴分!?が、
自分の時計を修理に出そうとした際、
あまりの金額とその対応に驚愕したとのことで、
私もその金額、対応に、
業界人ながら、驚いてしまいました。
ライバルの動向に関して、
商品の特徴や販売価格、営業戦略、広告戦略に
目を配ることはあっても、
アフターセールスサービスの部分にまで
目を配ることまではしていませんでした。
ご同業で、色々なブランドを
小売として扱っている会社の方にとっては
当たり前なのかも知れませんが、
幸か不幸か、ホッタは小売はモノブランドで、
お客さまに直接他ブランドを販売する経験は無いので。。
まぁ、それは置いておいて、
この件があって、タイトルの
「一位と二位の間」、
「一位と二位との差や違い」
ということを、色々考えた次第。
一位であるにはワケがあって、
それもずっと一位であり続けてきたということには、
明確な理由が存在するんだなと。
その理由は、
一言で言ってしまえば、
「お客さまに対する姿勢」。
(一位のブランド)
良い時計とは、お買い求めになられたお客さまが
ずっと長く使い続けることが出来るものでなくてはならない。
よって、アフターセールスサービスの体制には万全を期す。
実際日本には、営業所を作るよりずっと前に、
アフターサービスの拠点を設けた。
(それ以外の多くのブランド)
※特に上場しているブランドコングロマリット傘下のブランド
時計とは、商材である。
一番大切なことは、いかに多くの売上を重ね、
利益を獲得するかであり、
正直な話、アフターに来る方には、
修理するより新しいものを買ってもらいたい。
、、と正直に言っている人に会ったことはありませんが、
ある大手の外資系企業の方は、
半年間の売上利益で評価され、
それが悪いとクビになってしまうので、
どうしても目先の売上に走らざるを得ない、、
とのことで、まぁ、上記は「本当の事」と思います。
ま、売上利益を求めるのは、
不思議なことでも何でもないですがね。
(ホッタも当たり前ですが、売上目標は必達を要求します)
ただ、時計ブランドの「一位」と
その他のブランドとの間に存在する
「何か」について考察した時、
私がまず真っ先に思いつくのは、ここの部分であって、
特に「一位であり続けてきた」理由
ということで考えれば、
恐らくこの部分が(目立たないけれども)
一番大きな部分なのではないかと思いました。
ちょっと脱線にはなりますが、
なぜ「なんでも鑑定団」じゃなかった、
「なんでも窃盗団」が、
ロレックスだったら「なんでも」持っていくのか?
世界中どこに行っても修理が出来て、
長く使い続けることが出来、
長く価値が続くから。
ということでしょうね。
彼らも命がけですから。
(ジッサイ、先日の天賞堂さん事件の犯人は捕まってしまいましたね)
話を戻しまして、
「一位にあって、それ以外に無いもの」
これを探すことは、
とても示唆に富む色々を与えてくれると思います。
次回か、その次かは、
「続く企業にあって、続かない企業に無いもの」
または、
「100年続く企業と、続かない企業」
などについて考察してみたいと思います。
ナマイキに思われるかも知れませんが、
私はいたって真剣です。
なぜなら私が一位のブランドを作ったわけでもなければ、
会社を100年続けて来たわけでもなく、
ただ、今与えられた役割が、
一位のブランドの、その地位を守りつつ、
お客さまの満足を達成し続けなくてはならない。
会社を「これからも!」100年以上続けていかなくてはならない。
自分の責任の範囲をそのように理解している
ということだからです。
また、それらの考察を、
このような場を用い、共有させて頂くことで、
私にとっても、見ていただける方達にとっても
(多くはホッタのステイクホルダーの皆さま)
明確に、過去と未来にポジティブな「差」を生み出す
=明るい未来をつくる!
ことが出来ると思っているからです。
決して自分はエライとか、思ってませんから、ご安心を。
(イケテナイオボッチャマ撲滅委員会委員長の名を語る以上、常に予防線を張る。。)
あえて言えば、「エライこっちゃ」の方のエライです。
(オヤジギャグでお茶を濁し、退場)