政治の話はナシにしてくださいと
年下の営業マンにお説教されたばかりなので、
いいたいことは山ほどあれど、
建設的な提言を、「政」や「官」ではなく、
「民」の方へいたします。
ま、民といっても、かなり官に近い、
っていうか、元国営企業、新幹線を持つ
「JR」さんへの提言です。
何を提言するか?
ズバリ、
「新幹線に食堂車を!」
このアイディアは私のオリジナルではなく、
先日「先見経済」というあまり知られていない
経営者向け?の雑誌に載っていたものですが、
非常に面白いアイディアだと思ったので、
自分の考えもミックスしてご紹介。
来年、九州新幹線が鹿児島-博多開通し、
なんと、新幹線は東京から鹿児島まで繋がることになります。
観光立国するべく、
昨年新しく観光庁という名の官公庁が設立されましたが、
外国からのお客様達は、
当然桜島を見て、雄大な阿蘇に遊び、
たとえば熊本から京都(たぶん3-4時間)とか、
たとえば博多から富士山を見るべく静岡や三島まで(たぶん5時間)とか、
長時間を新幹線の車内でお過ごし頂くことになるわけです。
ちなみに、最大のお客様になるであろう、
中国人の方々は、
冷たいご飯はお召し上がりにならないそうな。
ということは、日本が誇る「駅弁」は、
まったくオトトイキヤガレになってしまいます。
中国人観光客向けに考えなくとも、
少なくとも東京名古屋、東京新大阪を
年中利用するワタクシ的にも、
食堂車があったら、とっても出張が楽しくなります。
特に、私の(とくに役職者に対する)しょうもないイライラの一つ、
「新幹線は昼寝するところじゃない!」
注)私も寝るには寝ますが、
新幹線の車内は誰にも邪魔されず
仕事(働く=はたをラクにする)をしたり、
本を読んだり(自己啓発やリラックス)するための
絶好のチャンス!!
どうせ夜眠れるのに、
昼間っからぐぅぐぅ惰眠を貪る姿に、
特に役職者に対しては、
「成長欲求がとまっているな」
=「これ以上の成長は期待できないかも」
と、超身内に厳しいジコチューなイライラを感じているのですが、
食堂車があれば、
東海路線は富士山を見ながら、
West路線であれば、
女神的な瀬戸内海を見ながら、
ビジネスランチや、
ちょっとした会議が出来てしまいます。
客席で議論するのは、
ハッキリ言って周囲の方にはメーワクですからね。
JALやANAがやっているように、
有名料亭とのコラボ食堂車とかを、
毎日何時から走らせる!
などという企画もあったら、
結構すぐに完売するのでは?
11時台発の列車は、
毎号それぞれ「割烹号」、「フレンチ号」、「中華号」、「イタリアン号」、
「ヌーベルキュイジーヌ号」、「お鮨号」、、、
18時台発の列車には、
上記に加えてか、上記を衣替えして、
「バール号」、「ブラッセリー号」、
変り種で「おでん号」や「どぜう号」なんかがあっても楽しい楽しい。
各ジャンルごとに月替わりで内容(コラボするシェフ)が替わったり、、
たとえばテレビで先日出てた
数寄屋橋ジローの次郎さんが握る食堂車とかあったら、
フランス人観光客で、完売必至でしょう。
佐竹さんのイタリアン食堂車もあったら
そりゃーあっという間に目的地に着いちゃいますよ。
(引き出し無尽蔵でありとあらゆるジャンルでしゃべりまくりますからね)
っていうか、本格的な料理と、
厳選されたお酒が提供されて、
ゆったり飲み食いができるのであれば、
かなり人気が出るのでは?
だれか企画して実現しちゃってください。
観光立国という方向性は、
私は大賛成。
たくさんの外国人の方たちに来ていただいて、
日本を知り、感じ、味わっていただくことは、
単に経済効果云々だけではなく、
(満足度の高い滞在であることが条件ですが)
日本贔屓や日本オタクが世界中に増えることになり、
恒久的平和の実現にもつながり、
いわゆる国益にもなりまっさ。
以上、建国記念日なので、
国が栄えるための提言をば一つ、
してみました。
ご意見やご感想などいただければ幸いです。
「新幹線の食堂車」
昔は有ったのに無くなったのには理由があるかと思います。
仮に復活しても、全部レトルト食品という事になるのでは。
24時間勤務の役職者の方には乗車中は貴重な睡眠時間かと。
皆が社長と同じ収入、やる気、元気なら良いのですが、、。
ちょっと貴族的、ブルジョワ的な発想に聞こえます。
会議がしたければグリーン車個室を予約すればよいのでは。
食堂車が無くなった経緯や詳細は以下をご参照ください。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1410697624
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A3%9F%E5%A0%82%E8%BB%8A
「政治の話は禁」
商談でしてはいけない話は「政治、宗教、野球の話」の3つだ。
というのは新入社員のときに教わりました。常識ですよ。
(替わりに話題に困ったときは天気の話、季節の話をするか、
自社の話をして相手社の情報も聞き出すことと教わりました。)
それを社長に進言してくれる部下がいらっしゃるとは、
その方に感謝するべきですね。また民主党批判は結構
ですが、労働組合は基本的に民主党支持のはずです。
民主党批判を繰り広げる経営者=労働者の敵という図式が
成り立つような気がします。
若社長日記が馬鹿社長日記にならないようお気をつけ下さい。
投稿情報: 馬鹿社長日記? | 2010年2 月13日 (土) 04:23
上のコメントのリンク先読みました。やっぱり採算が
合わないのとテーブル占拠などのマナー低下が原因で
無くなってしまったんですね、、、。
新しい提案としては回転寿司があったらいいと思います♪
数寄屋橋次郎なんて限られた人しか行けないお店ですよね?
寿司は江戸時代のファーストフード。回転寿司チェーンの
スシローが入ったりしないかしら??
http://www.akindo-sushiro.co.jp/
火も使わないし、調理は簡単だし良いのではないですか?
立ち席でいいから、さっとお寿司をつまんでみたり、
出張帰りにはビールを飲んでみたり。楽しそう♪
回転寿司ならお客さんの回転も早いし採算も取れるのでは
ないでしょうか、、、。JRさん実現して!お願い!!
投稿情報: お寿司大好きっ娘 | 2010年2 月13日 (土) 04:37
馬鹿社長ですか。
ブルジョア的ですか。。
否定はしません(笑)。
ただ、匿名の批判はあまり好きではないですね。
誤解を招くと嫌なので、下記を明快にしておきましょう。
資本家(ブルジョア)と労働者とを分けて考えるのはナンセンスです。
私がブルジョア的といわれるのは、事実この会社の資本家ですからまったくそのとおりですし、この業界での(特に舶来時計ビジネス)お得意先やお取引先とのお付き合いは、多かれ少なかれブルジョア的な色に染まります。
ただ、それは(傍を楽にするための)仕事です。
自分の仕事は、皆の生活の糧を生む「仕事」や「労働の場」を創り続けることで、労働者から搾取するような資本家ではありません。
雇用に関しては極力守るように、努力していますし、会社の発展はそこに働く人の幸せとリンクしていなければならない。
また、私は連合を批判し、経団連を擁護する気はさらさらありません。
私がキライなのは、自分の権利の主張のみをし、義務を果たすことが疎(おろそ)かな人や存在です。
民主党批判をするだけで労働者の敵と呼ぶのは短絡的ですよ。(だって労組の組織率ってかなり低いですもん)
(同じように経団連も顔ぶれ的には経営者の代表にはなってないですよね)
私はどこまでも「働く場の充実」(=受益者は労働者)を、経営者の務めとして追求していくつもりです。
あと、そもそもこの「提案」は、中国人観光客へのマーケティングということで書いてます。
食堂車事業そのものが黒か赤かという議論は、すれば絶対に赤でしょう。
私が言いたいのは、その「投資」があることで、新しいお客様を取れるのでは?ということです。
それも国外からです。
新しいお客様が創造できれば、その投資は十分に価値のあるものになるはずで、「新規顧客獲得ツール」としての提案をしたまでです。
ブルジョアが気に入らない方も、世界中のブルジョアが楽しくお金を払ってもらって、労働者が潤う分にはいいですよね?
もひとつおまけに、、
低単価の回転寿司で、、というアイディアは、お客さんの数が新幹線の場合限られてしまいますし、回転寿司が食べられるから飛行機から新幹線に振り替える人はいないと思うので、これはやる意味が薄いと思います。
いずれにせよ、新幹線に食堂車があろうがなかろうが、当面の弊社の事業運営上の影響はまったくありませんので、ここから先の議論はJRさんよろしくお願いします。
投稿情報: 堀田峰明 | 2010年2 月18日 (木) 00:15