10代の頃、
一生懸命に熱中したことからは、
大きくなってからも
色々なインスピレーションを得られるものですね。
最近よく思い出す(インスピレーションを得る)のは、
高校サッカー部時代、
体育会から時々教えに来てくださっていた
コーチの方が言っていた、
”自分たちの時間帯”
と、
”相手チームの時間帯”
の話。
サッカーをやったことが無い人であっても、
日本代表の試合をTVで見ていて、
「あ、今なんかいい感じで攻め込めているね」
とか、
「こりゃー、ピンチの連続だぁー」
というような感じで、
「自分たちの時間帯」
と
「相手チームの時間帯」
がある、、
ということはお分かり頂けるかと。
そこで、ここからが「よく思い出す話」。
「どんなに相手が強くても、
一試合の中で、2回は自分達の時間帯がやって来る」
「その時にしっかりとチャンスを決めて、(つまりゴールする)
相手の時間帯に失点をしなければ、試合には勝てる!」
当たり前のことと言えば当たり前のことですが、
よく覚えていて、よく思い出すのは、
そこに「真実」があるからだと思います。
いくら厳しく攻め込まれても
(相手の時間帯が長く続いても)
必ず風向きが変わる時が来るので、
その時(チャンス)を絶対に逃すな!
ということ。
そして、
「相手の時間帯」を、
「自分達の時間帯」に変えるのは、
「ファインプレー」
その逆は、
「安易なミス」
そして、サッカーの試合を見る時だけでなく、
世の中や自分の周りに起こることも含めて、
「この法則」を当てはめていくと、
「自分たちの時間帯に、
どれだけ得点を重ねられるか」
「相手の時間帯に
どれだけ失点をしないで済ませるか」
「自分達の時間帯を失うのは、気の緩みから来る小さなミス(綻び)から」
「自分達(の時間帯)に流れを引き戻すのは、ファインプレーや、諦めない心」
というような、「法則」が、
自分としては世の中に厳然と存在していると思うようになりました。
今週には、2年前に政権交代してから3人目の首相が誕生するわけですが、
チームがグダグダな状態だと、
「自分達の時間帯」が来たときに、
ゴールをゲットなんかできないですし、
ミスばかりして、相手の時間帯を長くするだけです。
3.11は、日本にとっては大変な出来事でしたが、
あの時多くの日本人が見せた「ファインプレー」によって、
確実に国際政治の中で、
日本にとっての「自分達の時間帯」が生まれたと思います。
しかし、その「時間帯」にゴールを決めることはできぬまま、
今のような新しいチームを組みなおす作業中。
しかもすぐ一年後には民主党の代表選挙がある訳で、
次が決まったらまたすぐに次をどうするか、、
という不毛な議論が始まる。(もう始まっている)
こんなチームの状態では、
我々のような中小企業であったら、
持って1-2年。
たとえ「一流」といわれているような企業でも、
5年後、10年後、その座に留まっていられる
なんてことは絶対に無い。
「チャンス」を得るためには、
チームの全員が、
同じ方向を向いて、
諦めない心を持ち、
それぞれの持ち場で力を発揮すること
が、求められると思いますが、
日本の政治のこれまでを見ると、
そのような条件がそろったことは、
とても稀でしょう。
やはり、
「国民によって選ばれた」と、
誰がどう見ても言い切れるリーダーが、
思う存分力を発揮できるチームを編成し、
政治を行っていってほしいと切に願います。
ただ、こればっかりは期待してもどうなるか、
わかりませんので、
私にできることは、
どんな風が吹こうとも、
みんなを乗せている船(ホッタ)が沈まないように
舵取りをすること。
「自分達の時間帯には取れるだけ点を取っておく」
(リーマンショックで売り上げ激減しても潰れなかったのは、過去の蓄積が大)
「自分達の時間帯と思える時こそ、ミスの無いよう細心の注意を」
(お恥ずかしながら、成長期に安易に決断したことが、後で足を引っ張ることは多いと痛感)
「相手の時間帯には、絶対に諦めない心で、守り抜く」
(チャンス=自分達の時間帯は諦めなければ必ずやって来る、、これも実感。。)
「攻めに転じた時に、しっかりボールがつながるように、
普段からチームワークのメンテナンスを」
(サッカーと同じで、企業も一人だけでは点は取れない!!)
などなど、、
とにかく次の首相が誰になろうが、
我々民間の経営者は、
船を沈ませる訳にはいきませんし、
国家財政を支える為の納税も
続けていかなくてはなりませんので、
サッカーからでも、何からでも
積極的に学んで、勝ち残っていきたいと思います。
「サッカーから学んだことから、最近思うこと」
の巻、でした。
コメント