10月1日の朝礼にてお話した内容を
ブログで再録しておきます。
自分でいつでも見られるように
ということと、(初心忘れるべからず)
その場にいなかった方達(7-80名)にも
自分の思いを伝えたいからです。
一つ前のブログでご説明させて頂きましたとおり、
戦後長い間この会社で機能してきた
「番頭さん」的ポストを一旦空席にし、
全体のマネジメントを社長が直接取る形に改めました。
今期の目標大幅未達が決算閉まる3ヶ月前に
99%確定してしまった今、
元々来期予定していたこの「チェンジ」を、
3ヶ月前倒しで行うにあたり、
主旨と、改めての方針の説明、
そして私自身の抱負を述べました。
正直な話、今までは
「社長は何を考えているかわからない」
「なんで会議であまりしゃべらないんだろう?」
「いいように操られているんじゃないか?」
などという、
自分としては決して精神衛生上よろしくない声があったことを知っていますが、
社員の皆さんが
「どっち向いて仕事すりゃいいんだよ~?」
というようなことの無いように、
また、一生懸命仕事をしている役員さんが
自分の頭越しに僕が指示命令したりすることで、
「ヤル気」と、その持ち場を守る「責任感」を失わないように、
正直な話、ほとんど黙っているように見せていました。
本当にこれは困る!という時は、
見えないように、個室で 1on1 で自分の意思を
役員さんには伝えていました。
そういう経緯があるので、
改めての私自身の自己紹介と、
これから実際にリーダーシップを取っていくにあたり、
所信の表明を行ったと言うことです。
まず、私は会社に入る前は、
オカリナ吹きとして活動していたことは、
皆さんもよくご存知だと思いますので、
どうしても音楽家のイメージが強いのかもしれませんが、
私自身の価値観のその多くを規定しているのは、
中学高校時代に熱中したサッカーによるところも大きいです。
今回の役割の変更をサッカーに例えるならば、
今までは番頭さんに「キャプテンマーク」をお預けして、
存分にその力を振るっていただいていたスタイルから、
自分自身の腕に「キャプテンマーク」を巻き、
皆さんと一緒にフィールドを走り回るようにする
ということです。
そして、サッカーでは、一旦グランドに立ったら、
先輩後輩といった「遠慮」を持ち込むことは厳禁です。
パスを通すためなら先輩であっても
名前を呼び捨てにします。
ただし、一旦グランドを出たら、当然普通の人たちよりも、
先輩後輩、仲間たちの関係は大切にします。
これからは、仕事の上ではそのように
「遠慮はしないで厳しくやっていく」
ということにしたいと思います。
また、これからは本当に頑張っている人、
本当にお客さんのため、皆のためにに汗をかいている人、
そういう人を絶対に引き上げて行きます。
逆に、怠慢で、遅刻や欠勤ばかりしたり、
お客さまの方向を向いていない人間は、
その役職からはずれてもらったり、
しかるべき対応をしていきます。
頑張っている人、お客さまや皆のために汗をかいている人が
報われるようになり、そうでない人が中心から外れていく
というようなことが、空気として分かるようになれば、
何も言わなくとも、何が大切か、
お互いに共有しながら仕事を進めることができるようになると思います。
そういう組織運営を目指します。
そして改めて「経営理念の徹底」ということを掲げたい。
ホッタが130年歩みを進めてくることが出来たのは、
創業時よりの経営理念
「誠心誠意」
そして、
「お客さまのために創意と工夫で最高の質のサービスを」
そして経営ビジョンとして、
「時代とともに変化するお客さま満足に応え続ける」
こういう哲学を皆が自然と体現してきたから続いてきたのだと思います。
それゆえ、今以上にこの3つをしっかりと組織に浸透させます。
そして、今までと私は変わります。
黙っていたところから、一気に語り始めます。
厳しくやります。
オーナーとして、
また、転職の自由が無い身として、
そしてまだこの先何十年も責任を負わねばならない身として、
今までの「厳しい」といわれていた役員さん以上に厳しくやります。
ただ、それは人をカンタンにクビにしたりするということではなく、
そういう部分においては、
いままでホッタがそうであったように、
というか、今まで以上に
人にやさしい「あたたかい会社」を目指します。
社長は厳しい!と思っても、
それは私が「もっといい会社にしたい」
「所属していることをもっと誇りに思える会社にしたい」
そういう思いにおいて
やっていることであると、
わかっておいてください。
ということで、これから福岡に行ってきます。。。
記憶をたどるとこんな感じでした。
さて、羽田行き搭乗のご案内が始まったので、これにて失礼。
がんばってくださいね☆
投稿情報: | 2009年10 月 5日 (月) 16:04
北極星は、世界中いつどこからみても位置が変わらない。
北極星が明確に見えることで、社員のみなさんはいつどこでどんな仕事をしていても、どこに向かっていけばよいのかがわかる。
それだけで人は安心できます。
安心できる環境で働くことができる社員の皆さんは本当に幸せです。
ますます人を幸せする会社を築きあげてください。
投稿情報: | 2009年10 月 6日 (火) 00:20