毎年楽しみな季節がやってきました。
役職員の中で、70歳以上の親御さんがいらっしゃる方に、
敬老祝い品を、毎年「どれにしようかな」と考え、
お贈りしているのですが、
多くの親御さんから、結構速攻で、
個性豊かなお礼のお手紙を頂戴します。
これが、年に一度の「役得」的楽しみであり、、
そうそう、敬老で思い出しましたが、
先日、先々代(祖父)の時代から、
先代(父)の時代まで、顧問弁護士を務めて下さった
通称「大先生(おおせんせい)」が、←今は息子さんが「先生」なので、、
99歳で大往生されました。
私はお会いしたことが無いのですが、
お通夜の帰りに、元大番頭さんから、
いくつかの逸話を聞かせていただき、
とても味のある話でしたので、
ここで皆さんにもシェアさせて頂きたく。
その昔、ホッタのとある社員さんが、
「離婚したいから、(顧問弁護士)先生にサポートをお願いしたい」
ということで、大番頭さん(当時おそらく総務部長)が、
大先生のところにその社員さんを連れて行ったそうです。
そこで、大先生は、
「話はわかった。」
「それでは来週までに、結婚してから奥さんにしてもらって
うれしかったこと、嫌だったこと、すべてノートに書いてきなさい」
「そうしたら離婚できるように手続きを進めてあげよう」
と、その社員さんに話をされたそうです。
そして、その言いつけ通りに
いろいろと結婚してからの出来事を思い出していくうちに、
その社員さんは、すっかり、
「離婚したい」
という気持ちが失せてしまったんだとか。
この話を聞いて、
この大先生の人間としての懐の深さに、
とても感じ入りました。
こういう味のある「ご老人」が
日本にはまだまだたくさんいらっしゃるんだと思います。
「敬老の日」が、智慧あふれる日本を支えてきた大先輩たちに
フォーカスのあたるキッカケになることを祈りつつ、
出かける時間なので、これにて失礼します。
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