「リケンのケン」
と、読みます。
「利権の件」
ではありません。
(政治資金規正法の問題であって、
収賄ではないから、、との弁解は、意味が分からない。)
600年前のスーパースター(元アイドル)
世阿弥の著した芸能論
「風姿花伝」だったか「なんとか鏡」にある言葉。
「離れたところから(客観的に)自分を見なさいよ」
という意味です。
芸能の世界で生きていくために、
大切なことですよ、、ということで書かれたことですが、
世の中の流れも、
ちょっと離れたところから、
ちょっと高いところから、
ちょっと先の未来から、
(あるいはもっと先の未来から)
俯瞰(ふかん)、鳥瞰(ちょうかん)してみると、
色々なことがわかってきます。
現在の民主党の政治スタイル、
すなわち「利権の件」で世の中を騒がせているお方のスタイル、
選挙に勝つ為に、
色々な人たちからの「陳情」を受け、
その見返りに「政策」や「バラマキ」でお返しする。
そこにこの国がどうあるべきかのグランドデザインは無い。
目的が選挙に勝つ為で、
それがあと半年後くらい。
今犠牲にしているのは、
それと関係ない、将来投資や成長戦略。
無駄をカットというよりは、
将来の可能性をカットして、
まさに現世(どころじゃない近視眼的)利益たる
「バラマキ」や、将来的に国を乗っ取られるリスクをはらむような政策を、
強力に推し進めようとする。
離れて見れば、
カンタンにわかります。
これと同じ図式が、
ブライダルの世界でも起こっている。
「永久○証」なんて、
そんなもの誰が保証できるのか証明できっこないのに、
目先の接客トークで切れ味が良いというだけで、
結構な数のブランドが使ってしまっている。
出来ない(かもしれない)約束を語るブランドもブランドだが、
それを売りやすいからといって、積極的に販売するお店もお店です。
(大抵そういうことを言うブランドは新興勢力で、
事業継承をまだ一世代も行ったことがない、
行うことすら想定してない会社な気がします)
そのブランドを扱い、そのブランドを販売するということは、
もし万が一、天下のSホールディングス100%子会社の
S・J社が、突然6ヵ月後の完全撤退を発表したように、
継続的なメンテナンスをする会社がなくなってしまった場合、
どうするのでしょうか?
ちょっと考えれば、
「永久」なんてそうそうカンタンに
口に出来るものでは無いことは分かるはずです。
それよりは、我田引水かもしれませんが、
(っていうか、思いっきり我田引水ですが)
明治の創業からこの業界で信頼を積み重ねている我々と、
ウソとは言わないまでも、非常にリスクを孕むセールストークと、
リスクを孕む約束をお客様としてしまう商材とを比べた時に、
どちらを取るべきか、どちらを販売するべきか、
自明の理と思います。
フロントの営業の皆さんは、自信を持ってください。
我々はウソはつかない。
約束は守る。
(守れなかったこともあるが、それを良しとはしない)
(いちおうあと30年はやるつもりですが)
仮に私がいなくなっても、
会社は会社ですから、
約束は守ります。
永久を謳う会社は、
あこがれを持つのは結構だが、
大体今までで10年も続いて無い、
後継者も育っていない会社に限って言っている。
(ライバルを蹴落としたいから言っているのではなく、
お客様から見たら、同業者やお得意先が約束を守らないのは、
同じ業界の住人達にメイワクがかかるから言っているつもりです)
われわれが130年以上
この業界で生き続けてきていても、
「永久」を謳わないのは、
自信が無いからではなく、
出来ない約束をすることの怖さを
いままでの経験上知っているからです。
目先の売上げよりも、
ずっと大切なものがあることを知っているからです。
離れて見れば、結構いろんなことが見えてくる
…「離見の見」
世阿弥さん、結構いいこと言うじゃん!
さすが私が尊敬する女性(故人)が、
惚れ込むだけのことはありますわ。
尊敬する女性…
とある昭和を駆け抜けたカックイー日本男児の
「究極の理想かつ霊感の泉」
自社の利権を守るため?
と思われる危険性を孕んだ!?
でも、結構深イイ、「離見の見」の巻。
でした。
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