TBS55周年記念ドラマ「華麗なる一族」。
正直ハマってます。
規模の大小こそあれ、私企業の創業者一族の物語ですから、妙にリアルに感じます。
「全体最適」と「部分最適」。
抱えているものが大きければ大きいほど全体最適のために部分最適を捨てざるを得ない、そして自分が生き残る為には「生贄」のような存在を作ることも躊躇わない父。
それぞれの部分最適も全体最適も、最大化する努力を諦めずに追い求める息子。
色々考えさせられます。
そして執事兼愛人の鈴木京香が画策する閨閥(けいばつ)作り=政略結婚の生々しさは、これから結婚しよう、しなければ、という「お年頃」の私的には物凄くリアルです(苦笑)。
通産大臣の父親が亡くなった瞬間存在意義が無くなったという扱いを受ける長男の嫁(ハセキョー)や、財閥の生き残りの為の駒扱いされる次女(相武沙希)を見るなり、いやー、万俵家に生まれてなくて良かったーと深く思うのであります。
しかし、一番印象的なのは、当主である北大路欣也の「ギン」とした眼ですね。
あんな非情な経営者にはなりたくないですが、あの眼にはシビれます。
重たいモノを抱えた者だけが纏う「オーラ」なんでしょう。
あと何回か知りませんが、次回が楽しみです。
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