リーマンショック後の
(厳密には9.15からしばらくしてからの)
全業種逃げ場の無いような苦境からは
なんとか抜け出し、
新聞等の各メディアからも
景気が持ち直したような表現が
相次いでいます。
実際、ホッタでも、
景気が良くなってきた実感は、
まだら模様ではありますが、
あります。
ただ、状況が良くなったと言っても、
決して元に戻ったわけでも
元に戻りそうなわけでも無いのに
ちょっとした安堵感からか、
社内も、世の中全体からも、
「まっとうな危機感」が薄れている
気がしてなりません。
(昨日平沼さん達を評する論評を見ていて特に思いました)
日本がこれから辿ることになる道は、
今までの延長線上には全くありません。
人口が増加し続けることを前提に
制度設計されたシステムを、
人口が減少し続けることを前提にしたシステムに
組み替えなければいけない。
これって誰も経験したことの無いこと。
そして、政治家や官僚だけに任せていてもいけないこと。
会社で言えば、経営者や幹部だけの仕事ではありません。
(なぜなら、これらの仕事の成果を受け取るのは、我々自身だから)
やるべきことは沢山あるのに、
状況はちょっと改善しただけなのに、
危機感やスピード感だけは、
元にもどっちゃっている感アリ。
そして、「まっとうな危機感」を、
どうやったら醸成し、前に進む力にすることが出来るか、
というテーマについて、etc...
これが、包み隠さず
今、私が感じていること。
まだ答えは見えませんが、
答えを求める行為の向こうには
ゼッタイに答えがあると思いますので、
しばらく「考える人」を
してみたいと思います。
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