キリンとサントリーに引き続き、
高島屋とH2Oまでも経営統合断念しましたね。
先行組も芳しい結果を残せていない中、
改めて合併することの意味って、やはりあるのでしょうか?
プロダクトアウトの時代であれば、
規模の利益ってイメージしやすいですし、
クルマのメーカーのような少ないモデルを多数生産する、
それも、かなりの部品が汎用性の高いものであり、
国境は簡単に跨ぐことが出来る、、
という業種であれば、
規模の利益ってデカいと思います。
が、百貨店のような小売業に関しては、
意思決定のスピードを弱めるような規模の拡大は、
逆に命取りではないかなと思います。
恐らく経営の視点から、「メリット」として感じられるのは、
間接部門の統合による人員削減ですよね。
それって、働く人がハッピーじゃないので、
そう簡単にうまくいくもんじゃないかと。
正直我々のお得意先で、「今」結果を出しているのは、
百貨店さんより、専門店さんです。
理由を一言で言えば、
「オーナー経営で、意思決定が早いから。」
マーケットは、各百貨店の店舗立地ごとに、
全くといって良いほど性格が違うはずです。
マーケットに応じたニーズをすばやくとらえ、
的確に手を打っていくことが出来れば、
もうちょっと寿命が延びるのでは?
すくなくとも、今結果を出しているお得意先は、
これをやられていると思います。
門外漢ではありますが、百貨店さんは大切なお取引先ですから、
今後の動向は気になるところです。
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