昨日保険会社の方とお話しする機会があり、
まぁそういうふうに見えるんでしょうが、、、。
御社のような富裕層をターゲットにしているお会社には云々。。。
という発言があり、なんとなくピンとこなかったです。
実際売っている商品は高いものです。
平均単価、ロレックスを扱う「レキシア銀座」は70~80万
ドイツリング専門店「ヘルディンヘルト」は30~35万(ペアで)
時計の平均単価というのは知りませんが、間違いなく高い部類でしょうし、
結婚指輪の平均単価はゼクシィ調べでたしか18万位だったような。。。
(単純に倍っちゅうことですね)
だからと言って
「富裕層をターゲット」
にしているつもりは無いんです。 これが。
キザな言い方になってしまうかと思いますが、
「絆」を大切にする人
見えないものに「価値」を見出すことが出来る人
なんていう方々が「ターゲット」のイメージでしょうか。
特に会社の中で公式的にこのような話をした記憶はありませんが、
「富裕層がターゲット」
という言葉に違和感を感じ、
よくよく考えてみたら、そういうこと(↓)だなぁと。
実際、私達のお店でお買い上げ頂く方の多くは
「一生に一回!」という気合で買っていかれる方が多いです。
ごくふつうの生活、収入の方でも、
人生の記念の1本だから、、、
ということで、(高くても)私達のお店で、私達の選んだ商品をお買い上げ頂いている。。。
これが「事実」、「実際」なので、
私達がやるべきは、
(ターゲットという言い方は使いたくないので)
夫婦や家族や仲間との絆を大切にするために、
その「象徴」としての「時計」や「指輪」をお買い上げ頂く場所として
相応しい構えをしているか、サービスをしているか、
空気を醸し出しているか、一生に渡って使える安心を提供できているか、、、
「ここで買った」ことをその人の「記憶」に留めることができるか、、、
ということなのだと思います。
富裕層だけをターゲットにするビジネスで、
去年失敗をしただけに。。。
こういう風に考え、こういう風に仕事を進めていった方が
精神衛生上良いですね。
私も含め、人間は嫉妬深い生き物ですから
本当にお客様を祝福しながら「商売」出来る方がいいですもん。
(とは言え、格好良く大人買いしてくれる方は大歓迎です!!!)
昨年逮捕された架空の投資話でかなりの被害者を出した人物が
実はうちで沢山時計を買っていたという話しを聞き、
正直うれしくないです。
ちょっと前に書いた「お金にも色がある」理論!?
で言うと、イヤな色のお金ですよね。
ま、ホッタとしてそのお金を綺麗に使えば良いのかもしれませんが。
あと、個人的に日本がもっと良い国になるためには、
本当の意味での「富裕層」がもっと増えないといけないと思いますし、
富裕層のお金の使い方が美しくなればなるほどこの国が美しくなると思うので、
そういうベクトルを作る仕事をしたいという思いはあります。
いずれにしても、一番嬉しいのは、
多くの方の人生を祝うモノを扱っていること、
そしてそれを買う店として指名され(まくって)いること。
ですね。
「富裕層ビジネス、、、う~ん。。。」 の巻でした。
こういう経営者が増えていったら、日本ももっといい方向へ変わるのでしょうね。どうぞずっとその志を持ち続けて下さい。
投稿情報: クリステル | 2008年1 月11日 (金) 22:45
コメントありがとうございます。
でもこれは経営者に限らないと思いますので、貴方も是非ご一緒に!
投稿情報: 堀田峰明 | 2008年1 月14日 (月) 11:45
私も某ドイツ車のディーラーに勤務をしていますが、若社長の意見に賛成です。今年は厳しい年になると思われますが、富裕層だけに目を向けていたら生き残れませんね。こんな時代こそ商売の基本に戻り、相手の気持ちを満たして差し上げることが大事ですよね。
実は私、今年結婚するのですが、ヘルディンヘルトとクリスチャンバウアーのいずれかの指輪を購入しようと悩んでおりましたが、若社長のブログを拝見させて頂き、グラグラっとヘルディンヘルトに傾きました。
実際、お店の対応は御社の方が間違い無く上でした!
これからも頑張ってください!!
投稿情報: ベーエムベー | 2009年1 月16日 (金) 13:38
コメント&ご来店ありがとうございます!
そしてご結婚おめでとうございます。
ご来店心よりお待ちしております!
投稿情報: 堀田峰明 | 2009年1 月16日 (金) 14:51