皆さま、新年明けましておめでとうございます。
今回で9回目になろうかと思いますが、
恒例の業界紙年頭所感、こちらにもUPしておきます。
なんでこんな若造に執筆依頼が、、
という思いがありつつ書いてきた業界紙年頭所感ですが、
毎年業界の賀詞交歓会や新年あいさつ訪問先にて、
反響を聴くことが出来、ヨイショ半分なんでしょうが、
「いつも楽しみにしてます」というようなありがたいお言葉を頂くこともあり、
最近では少し前向きに取り組めるようになってます。
、、ということで、前置きが少し長くなりましたが、
下記が本文になります。
時計宝飾に携わる方々の心に、
少しでも火をともすことが出来れば幸いです。
* * *
私たち日本人にとって決して忘れることの出来ない様々な出来事に見舞われた
2011年が去り、この新しき年こそは良き年でありますようにと、
心よりお祈り申し上げます。
今回の震災によって、私達の日常がいかに脆いものか、
まざまざと見せつけられることとなりましたが、
それと同時に「命」の重みや「絆」の大切さといった事を
見つめ直すことにもなったと多くの方が思われたのではないでしょうか。
そして私達が生業としております「時計」や「ジュエリー」は、
たしかに生命の危機においては役に立たずとも、
私達が「それ」を買い求める時や誰かにプレゼントする時、される時に、
その「モノ」に意味が与えられることによって、
「生きる喜び」や「誇り」、「希望」や「絆」と言った、
人生をより良く、より濃く、より深く味わい生きる為に
大きく作用するエネルギーを増大化させる「アイコン」として、
それを身に着ける人の人生を照らし続けることができるという
稀有な「モノ」であるということが、改めて浮き彫りになったというのも
今回の震災だったのではないでしょうか。
「人はパンのみにて生きるにあらず」
動物でも植物でもない「人」として美しく生きる為に、
大いに役立つのが「時計」であり「ジュエリー」であり、
そう考えれば、人生の節目を飾る時計やジュエリーを販売し、
メンテナンスの窓口足り得るお店は、「文明国におけるインフラ」であり、
立地する地域においては、美しい人生を送る手助けをする
重要な拠点であると言っても過言では無いのではないか、
という思いを強くしております。
先行きに不安を感ずることの多い状況であればこそ、
自らの存在意義を高いところに定め、
本年の干支である龍の如く駆け巡る年にしたいと存じます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
* * *
ということで、今年得たインスピレーションは、
時計宝飾店は人が人生を美しく生きる為の、
「文明国におけるインフラ」である。
ということでした。
時計、ジュエリーに携わる皆さま、
2012、誇りを持って歩んでまいりましょう!!